出資の口数調整

一口馬主の仕組み

口数とは

「一口馬主」という名称にも入っている通り、一口馬主クラブの競走馬はクラブが決めた「口数」で分割し、出資者を募って持ち合うような仕組みになっています。普通では高額で一般人には手も出ないような競走馬を、みんなで分割して持てるようにした素晴らしい仕組みですね😇

口数はクラブにより異なります。口数が多くなればなるほど1口あたりの金額は安くなり出資がしやすくなり、逆に口数が少なくなればなるほど1口あたりの金額は高くなります。前者は出資がしやすい分リターンもその分少なく、後者は高い金額でリスクを負う分リターンも大きくなります。

口数が多いクラブでは500口や400口ほど、口数が少ないクラブでは50口や40口で出資が募られています。もちろん、500口のクラブで1頭の競走馬に1口分だけではなく、一気に10口を申し込めば50口のクラブに引けを取らない投資も可能です。

応募口数を超えた申し込みがあった場合

一気に10口を申し込めば、と言いましたが、そうは問屋が卸さないのが一口馬主の難しいところです😅
口数が多いほど出資もしやすくなるため、どうしても応募者が殺到します。500口のところに1,000人が申し込んで抽選になるということも人気クラブでは当たり前のように起きています。

そうなると複数口数を申し込んでも希望の口数に出資できる可能性はグーンと下がってしまいます。そんな時に発動するのが今回のお題の「口数調整」です。口数調整が発動すると、複数口数を応募しても1口しか出資できないということが起きます。

口数調整ってどんな計算方法?

私も口数調整の方法をいろいろ調べてみましたが、開示しているクラブはありませんでした。あくまでも厳正に抽選しているという形です🤔

別の記事で結果発表しますが、2021年度のインゼルの出資についてはとても残念な結果でした😅
かなり応募が殺到していることは事前にわかっていたので、競走馬により当選確率が50~80%くらいになるものと想像して複数口を応募しました。それにも関わらず5口応募の2頭は当選ゼロ、3口応募の2頭は当選ゼロ、2口応募の1頭で1口だけ当選という形でした。ツイッターで他の方の結果も拝見しましたが、私のように複数口数応募してゼロも目につき、1口応募していた方が当選しているケースも見ました。

仮にこういう結果になるにはどういう計算方法・ロジックだったと考えられるか、というのが今回の本題です。私が応募した際にイメージしたのは以下の図のような抽選でした。

  • ここでは話しをわかりやすくするため、仮に10口で募集されていた場合とします
  • 当選確率は「当選確率計算機」を使用させていただきました
図1:複数口に対しても1件1件当たり判定を行う場合

このように複数口数を申し込めばその口数分の当落判定を受けれるものと思っておりました。これならクラブに期待を込めて一点集中で申し込んだ人の抽選確率は上がります。ただ逆に資金力がある人に当選が集中し、他クラブと掛け持ちで応援したい人だったり資金に限界があるけどやってみたい人だったり、様々な理由で1口のみ応募する方を排除するような抽選結果にもなりえます。

もしこの形ではなく以下のようなロジックだったらどうでしょうか。

図2:応募者単位で当たり判定を行ったうえで口数を調整する場合

まずは当たりの判定を応募者単位で行い絞ったうえで、その中に複数口数を応募している人がいればその口数を調整して1口にするという形です。この場合、いくら口数を応募しても当選確率は悪くなります。

さすがにこれでは全員が1口になってしまうので、募集口数の9割にあたる人数をまずは抽選して、その中の応募口数の合計が募集口数を超えていたら口数調整し、募集口数に満たない場合は外れた1割の人から再抽選して埋めていくといったロジックが現実的ですかね🤔
いずれにせよ、図2に近い計算方法であれば今回の結果になりえるのかなと思いました。

また図2の方法にはクラブ運営的にもメリットがあります。それは会員数をより多く得られるということです。図1で名駒ファームさんが3口当たった場合にこの馬に出資できる会員数は8人で、図2の場合は10人の会員を得ることになります。入会費と月会費はクラブ運営上、運転資金の座布団になるわけですからとても重要です。私たちが安心して出資・資産運用するためにも、自分が応援するクラブには事業継続性は高めてもらい、そして競馬サークル内での地位も高めてもらってよい馬を得れるようになってほしいものです。インゼルさん頑張ってください😊

抽選優先馬(抽優馬)、バツシステムなども

口数調整とはちょっと異なりますが、抽選システムも当落には大きくかかわります。これだけでも1記事書けると思うので詳細は別途まとめます。

図3:シルクホースクラブの抽選イメージ

例えばシルクホースクラブでは、過去3年の出資実績上位者向けの募集枠が300口が設けられています。さらに応募時に「絶対この馬に!」という1頭を抽選優先馬(抽優馬)として選べることになっていて、残った200口については、まずはこの抽選優先馬に応募された人が優先的に抽選候補になり、さらに余ったときに一般応募の抽選になるという形です。

他に超人気のキャロットクラブでは、応募しても抽選に通らず落選する人が多く入会は狭き門になっていて、入会できていない人たちによる「キャロット入会チャレンジ」が毎年行われています笑。その要因は既存会員に対するしっかりした抽選の仕組みにあります。シルクHCのように優先枠があるのですが、その優先枠を指定したのに外れた人(バツ1、バツイチ、×1と言われます)は翌年の応募の時にさらに優先的に抽選され、バツイチ抽選でも外れるとさらに翌年には優先的に抽選されます(これはバツ2、バツニ、×2と言われます)。バツイチでも外れるのだからすごいですよね😵
このような既存会員の抽選の後にやっとで新規会員の抽選ですが、まあもうほとんど希望の馬が残ってないことは想像にたやすいですね😥

口数調整は奥が深い

いかがだったでしょうか。図1と図2で両極端な対比をしましたが、口数調整・抽選システムはもっと奥が深く、抽選される側はそんな仕組みを妄想しながら悲喜こもごも一喜一憂するしかないわけです🤣

インゼルの2021年度募集についてはツイッター上で当選した方を見ると、2口以上が当たっという強運の方も数名いらっしゃいました(IFFという詰め合わせ商品では複数口当たった方が多くいました)。そう考えると図1の方式で本当に単純に運がなかったという可能性もあります。

個人的には図2に近いロジックはあるだろうと思っており、1次応募等で抽選必至のクラブに応募する際は図2のロジックを覚悟して出資を検討することをお勧めします。資金に余裕がありできるだけ多くの口数を得たい方は、出資馬を絞って1頭に複数口を申し込むよりも、他頭数に1口ずつ応募するほうが予定している投資額を投資できるのかなと思いました。

とはいえ、同じクラブ内で良いと思えなかった子にまで出資を広げるのはなかなか難しいですよね。同じクラブ内に活躍できる馬が何頭もいないのも事実ですので、複数クラブに入会して「これだ!」と思えるNo1、2の競走馬に複数出資するのもありなのかな~。複数クラブに入会することのメリット・デメリットも調べて記事にしてみようかと思います。

追記 2021年11月6日

最初、自分の抽選結果に納得できない気持ちが強くてネガティブな記事だったのですが、この記事を読んでくださった方からツイッター上で、多くの人に一口の権利がいきわたることもよいこと、というご意見をいただきました。そのご意見本当にそうだなと思い、より多くの人と喜び合える、ひいてはクラブ経営の足腰の強さにもつながると考えを改めることができ、記事全体を見直しました。
みなさんのご意見が私の視野を広げてくれるんだなぁと実感する出来事でした。これからもご意見よろしくお願いいたします🥰

コメント

タイトルとURLをコピーしました