前回、収益(≠回収率)の高い馬の傾向調査という記事をまとめました。皆さんから想定外の閲覧をいただきうれしいとともに、適当なことは言えないなと身の引き締まる思いでした😅
その記事の中で外国産馬の標本数が22頭しかおらず、外国産馬に手を出すのは難しいという結論でした。ただ、私のメインクラブとなっているDMMバヌーシーで矢作調教師がアメリカから購入してきたフォークロア20に続いて、とてもとてもかわいらしい同じくアメリカ産馬のヴァンキシュト20が募集されたんですよね~😇
どうにかいい数字でないものかなと笑、過去のクラブ所属の外国産馬805頭を対象に深堀分析をしてみることにしました。
例によって数値データはコンテンツ幅の関係で記事中に載せることができないため、PDF「収支調査2021_海外生産馬」としてアップいたしましたので数値を確認されたい方はこちらよりご覧ください。
前提条件・免責
- 一口馬主DBで参照可能な全外国産馬805頭を対象とする
- バイヤー系と分類したのは、東サラ,ウイン,広尾,友駿,YGG,ウイン,ゴールド,ライオン,ラフィアン,京都
- 募集額に対して一律500口応募であり、一口出資したと仮定
- 出資馬は5歳12月まで競争生活を続けたとする
- 維持費は60万円/月÷500口×1口×12か月×4年とする
- 保険料率は3.2%、馬齢による係数は2歳時100%、3歳時70%、4歳以上50%、ただし重賞勝ちの場合は係数100%
- 獲得賞金7000万円以上の場合に重賞勝ちとみなして4歳以降の保険料算出
- 収益=獲得賞金-出資金-維持費-保険料
- 3歳、4歳世代はまだ成績を伸ばせる可能性があるが現時点の賞金額で試算
募集価格帯別に収支に傾向はある?
- 標本数は9頭と少ないながら2頭がプラスになっている1億円~1.25億円台のプラス収支馬率が22.2%と高い
- 標本数が多いながらもプラス収支馬率が高いのは6000万円台の13.6%、5000万円台の9.9%
- 2000万円台も募集されることがあれば8.1%とまずまずの数値
ふむふむ、って感じですがこれだとまだわかりませんね。
さらに収支を細かく価格帯別でみると
- 1億円~1.25億円馬はプラス収支の際は22.2%が+20万円オーバーだが、マイナス収支の際は66.7%が-20万円とハイリスクハイリターン
- 6000万円台はプラス収支率13.6%のうち10万円以上のプラスになった馬が4.6%、10万円未満のプラスが9.0%
特徴が表れたのがこの数値でした。特に1億円~1.25億円の馬がハイリスクハイリターンなのは面白い数値が出たなって思います。
牧場系クラブとバイヤー系クラブで違いは?
牧場系クラブは546頭と結構積極的に海外馬を導入しているんだなと思いました。
- 牧場系クラブのプラス収支馬率が8.6%と悪くない
- バイヤー系クラブのプラス収支率が3.1%とかなり悪い
思惑(笑)としては、「牧場系は海外牝馬の導入が目的になってるだろうし、バイヤー系が数値いいだろう」と願っていましたが、牧場系のほうが強かったです😂
社台系クラブと非社台系クラブで違いは?
- 社台系クラブはプラス収支率8.7%と悪くない
- 非社台系クラブのプラス収支率は5.6%と微妙な数値
こちらの数値も「海外馬の導入なんだから国内産馬では溝をあけられている非社台系クラブが奮闘するだろう」と思ってましたが、結果は伴わず社台系の目利きが海外生産馬でも圧倒することに…。
クラブの取引タイプと社台・非社台系のかけ合わせの結果は?
- 牧場系×社台系クラブはプラス収支馬率が9.4%と良い結果に
- 牧場系×非社台系クラブも7.8%と健闘
- バイヤー系は社台系、非社台系ともに偏りは出ずどちらも3%台…
クラブの取引タイプと性別のかけ合わせは?
全体考察の時に良い数字が出なかった牝馬ですが、海外生産馬ではどうでしょうか!
- 牧場系の牡馬はプラス収支馬率10.5%とかなり高い数値に
- 牝馬は牧場系でもプラス収支馬率6.8%、バイヤー系で2.2%と手を出しにくい
クラブの取引タイプ×社台系・非社台系×性別のすべてのかけ合わせ結果は?
- 牧場系×社台系クラブ×牡馬がすべての良いとこどりになるため最も数値が高く、プラス収支馬率11.0%
- 牧場系×非社台系クラブ×牡馬もプラス収支馬率が10.0%と大健闘
- バイヤー系は振るわず、社台系×牡馬で5.6%、非社台系×牡馬で3.5%だが、後者は+20万円の馬が1.7%(172頭中3頭)があるため一発はないとは言えない
- 牝馬は牧場系×非社台系でプラス収支率が7.3%で最も高く、牧場系×社台系が6.3%、バイヤー系×社台系はなんとゼロ%、バイヤー系×非社台系が2.7%
- 牝馬×バイヤー系×非社台系は2.7%(37頭中1頭)と低いものの、牝馬の中で唯一収支が+20万円以上になった馬を1頭排出しており一発はあり得る
クラブ別にはどうなの?
最後に元も子もないんですがクラブ別の数値を出したら一目瞭然でした😂😂
- プラス収支馬率は社台17.4%でトップ、サンデーが14.8%、キャロットが11.0%
- シルクは71頭導入でプラス収支馬が1頭と以外にも1.4%
- 10%未満で複数頭のプラス収支馬を出したのは、大樹の14頭で9.7%、グリーンFの4頭で7.8%、ロードの4頭で6.3%、ラフィアンの3頭で4.7%
私がフォークロア20に出資し、 ヴァンキシュト 20ちゃんへの出資を検討しているDMMバヌーシーは、プラス収支馬が4頭中0頭でした😭ということで、このデータを取りまとめた責任で ヴァンキシュト 20ちゃんは購入を見送ろうと思います😥
厩舎により外国馬の扱いのうまい下手は?
現役がしばらく続く調教師で数値が良いのは池江泰寿調教師と矢作芳人調教師。7頭中2頭がプラス収支でプラス収支馬率は28.6%でした!
ただ、これまでとても多くの海外馬を扱った藤沢和雄調教師は、52頭中6頭がプラス収支で10.3%でした。またその次に多かった田中清隆調教師は19頭中2頭で10.5%でした。おそらく10%台に収束するのが通常の流れかと思います。
ただ、やっぱり関西テレビで矢作調教師を取り上げた「先駆者」という番組を見る限り、矢作調教師はこれまでの調教師と違う傾向を見せてくれるのではないかと期待できる内容でした。矢作調教師がこれからどんな成績を収めるか見ものですね!
あ!ヴァンキシュト20ちゃんは矢作調教師が直接アメリカのキーンランドセールで競り落とした馬だったので、これまでの数値には負けない活躍をしてくれるかもしれないですね!!←強引😇


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